江川達也 日露戦争物語第1部 全22巻

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プーチャンの日本コンプレックスの原点はコノ戦争でしょう。  日露戦争の日本海海戦作戦参謀・秋山真之の人生を主軸に、明治期の青春群像と戦いの現実、および当時の日本が置かれていた状況を描いている。副題は主人公秋山真之の有名な電文「天気晴朗ナレドモ浪高シ」。秋山兄弟、正岡子規が主人公として登場するなど、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に負うところが大きい。  日露戦争物語となっているが、実際の作品では日清戦争前の1873年(明治6年)、真之が6歳の頃から始まっており、当時の日本と清、朝鮮半島の情勢、西欧諸外国の思惑などが分かるなど、一般的な戦争物とは違う形で作品が作られている。また可能な限り広範囲に、当時およびその後現代まで日本が関係し、あるいは日本に影響が及んだ出来事、事件を取り上げているため、真之が物語に長期間登場しない事も多かった。  日清戦争の旅順攻略戦をもって“第一部完”という形で連載を中断、その後、正式に連載終了が決定した。このため、日露戦争をタイトルにしながらも、本編中では日清戦争の結末すら描かれない結果となった。連載終了について江川と『スピリッツ』編集長・立川義剛に取材した記事によると、終了の要因は、内容がどんどん学術的になってエンターテインメント性が薄れたため、読者人気が下がったからとされている。 漫画喫茶で使用していたタメ経年劣化お店の刻印あります。 ▼第231話/井上馨▼第232話/奉天を衝く。▼第233話/山澗堡▼第234話/旅順棄つべきか?▼第235話/秋山好古の誤算▼第236話/原因は騎兵か歩兵か。▼第237話/講和への思惑▼第238話/独断専行▼第239話/旅順侵攻▼第240話/旅順陥落▼第241話/講和と三国干渉

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