ジャズレコード Masahiko Sato Trio Palladium

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日本を代表するピアニスト、佐藤允彦と同じく世界的に評価の高いドラマー、冨樫雅彦、ベースの荒川康雄というトリオが展開する濃密なインプロビゼーションを記録した傑作アルバムです。ジャズに根差しながら即興性と深々とした精神性は日本が産んだ新たな現代音楽としてとても優れたものだと思います。幻想的なオープニングからビートルズの名曲Michelleに繋がる展開に鳥肌が立ちます。解説文に書かれていますが“インド、ヨーロッパ、アメリカーそのどれでもない〝と表現されています。60年代末アメリカ本国ではハード・バップからモード、フリージャズなど混沌とした時代のうねりの中、同時期の和ジャズのレベルの高さを示すものです。難解でとっつきにくいフリージャズとは違いジャズのグルーヴを強く感じる内容です。 Japan Express Jazz Series ETJ-9005 stereo オリジナルは1969年リリースですが本盤は1970年のセカンドプレスです。ジャケット、盤とも良好でノイズはほとんどありません。帯はありませんが日本語解説書付きです。かなりの希少盤だと思います。探している方は是非この機会に。